正社員はどこまで我慢を受け入れるべきか

デリケートな話なので、もやっと書きますが、知人の職場に体臭が強すぎる女性がいて、ついにクレームが来たそうです。

体臭とか口臭問題はどこにでもありますが、臭いの発生源が若い女性なので、どのように注意するか、注意してもセクハラに当たらないのか、対応策について綿密な協議が重ねられ、対応策の一つとして、表向きは別の理由による席替えも行われたそうです。

私の知人は、該当女性の目の前の席を割り当てられました。その際、上司に
「お前は正社員だから我慢しろ」と言われました。

その職場、さまざまな雇用形態のスタッフが混在しています。それまでは非正規従業員が該当女性の近くに座っており、その周辺から本社の社内110番に、クレームが寄せられたとのことでした。

知人からこの話を聞き、女性の社会進出に伴う新たな問題と、正社員が引き受けるべき我慢の範囲について、ほんとに考えさせられました(実際は他人事なので爆笑してましたが)。

私は常々、「正社員の給料の3割が我慢手当」と言ってきました。
会社に言われるがままに異動し、時には子供を巻き込む我慢。長距離通勤の我慢。上司が飲み好きなら、それに付き合う我慢。上司がダジャレ好きなら、面白くなくても笑ってあげるのも我慢。私みたいな言うこと聞かない部下を持つ上司だって我慢したでしょう。

その我慢には、納得のできる我慢もあれば、理不尽な我慢もありますが、とにかく、正社員の多くは我慢や権利の放棄、妥協と引き換えに無期限雇用という保証を得ている側面もあるわけです。

働き方を巡っては様々な議論があり、最近は「同一労働は同一賃金」ってのもあるけど、私は正社員がある程度給料が高くていいと思っています。ボーナスで差をつけるなりなんなりして。

逆に、正社員になりたい非正規の人や就職活動をしている学生は、恵まれた賃金や待遇の裏に「余計なもの」「責任」「我慢」が存在することをしっかり認識しておくべきでしょうし、
何より、経験と能力のある非正規社員がきちんと正規に移行できるルートが確立されれば、ある程度の待遇差は問題にならないんじゃないかなあと。

私は臭いは平気な方ですが、誰も座りたくない席に「正社員だから」座れと言われて、「正社員だから仕方ない」と受け止めている知人を見て、自分はこの人ほど人間できてない、と思いました。





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