現場を敬遠しがちな中国人

日本だと、どの会社に入っても最初は現場からってのは広く共有されている考えだが、中国は違う。たぶん米国も違う。

先日、日本のホテル業界がリクルートに来たときに「最初はフロントからです」という説明を聞いた学生が
「マネジメントにはいけますか。何年くらいかかりますか」と質問した。
「まずフロントで経験積んでですけど、フロントといってもいくつかのホテルを回るでしょうし、まずは3年は現場に…」との回答に、
「3年もですか」と学生が言いかけたので、ここで私が口を挟んだ。
「日本はとにかく3だから。3年頑張らないと認められないし、3回失敗したらアウト。だから私も、本来の専門でもないこの職場に4年いるでしょ」

現場に帰りたい、現場第一ってのはほんと日本だけで、多くの国ではなぜ大学を出て現場、しかもサービス業にって考えが強いのだろう。

ただ、ゼミ生と雑談をしてるときに、私が「敬語覚えたいならサービス業だよね。学生時代にホテルでバイトしてた人って今でも気が利くもんね」とか、「ユニクロってただの販売員に見えるかもしれんけど、店長の給料はすごくいいらしいよ」と話してたら、ある男の子が
「そういえば、近く(開発区にはユニクロがあります)のユニクロの店員は、いつも動いている。あれはやせますね」と応じた。

数日後、その男の子から「先生、ユニクロに行ってバイト募集しているか聞いたら、来週面接受けられることになりました」とメッセージが来て、「はやっ。さすが中国人!」と驚いた。
同時に、サービス業を敬遠する傾向のある中国人でも、そのメリットが分かれば、結構簡単に考えが変わるんだなと感心した。

そして今日、「面接に合格しました。来週から働きます」と連絡がきた。そのあとに、
「僕がこの前お店に行って、バイト募集してますかと聞いた店員が、実は店長でした。面接のときに分かりました」と続いた。

そーなんだよ。思わず手を打つ。よく授業中に
「日本は、トイレ掃除のおじちゃんと思ったら実は社長だったとか、あれドラマの話じゃないからね」と話してたので、ユニクロの店長がそういう人で良かった!

聞いてみたらユニクロ店員の時給は、日本料理店のスタッフよりも良くて、きっとその分仕事内容も厳しいんだろうけど、頑張ってほしいです。いろいろ勉強してほしい。そしてユニクロの社割で私に何か買ってくれ。

  




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