対策骨抜き

その昔、「なぜ中国はサッカーが弱いのか」をテーマに学生にレポートを書いてもらった。
私自身は「中国人は団体競技が苦手」だからだと分析していたのだが、一番多かったのは
「監督に金を払った選手が試合に出れるから」「監督が上海人なら上海人を選手に選ぶから」という類のもので、中国社会をよく知らなかった私は唖然とした。

勝ち負けのある所に不正あり、というのは今なら私も良く知っている。
そういった場所に行くと、事前に必ず「公正を期すため」の措置が紹介される。

今回、私はたまたま、ある大会の審査の監督係を務めた。
結論からいって、審査を監督しても無駄だった。審査に問題ないですよとサインして、そこから結論が変わってしまうのだ。
それを知っているのは私だけ。しかしサインした紙はどこへやら。写真を撮っておかないのが日本人の甘さか。

同僚によると、「そんなの許せない」と思うのは日本人の発想で、普通の中国人は
「力を得て、操作する方に回ろう」と考えるという。

学生にもよく話すけど、私は中国が好きで、帰国することがあっても、きっと何年かしたらまた中国で働こうと思うような気がする。
この国の懐は深いと思う。けれど、深いのは懐だけではない。





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この記事へのコメント

  • アカシア

    今回も昨年書かれたような参加レポをお願い致します。面白かったし、かなり参考にさせてもらいました。
    2016年05月16日 06:04
  • 紹介


    桜鍾青年隊

    布斗麻邇
    2016年05月20日 23:19