花は咲いたのか~2015年

「10年後の私」は、日本語スピーチ、作文コンクールの頻出テーマなので、ゼミでも練習している。
学生の発表を聞きながら私は心の中で、「40歳すぎてこのテーマを語らされたらつらいな」とつぶやいている。先のことを考えると、夢や希望よりも心配事の方が先に思い浮かぶ年齢である。
中年スピーチコンテストを開催して「10年後の私」をテーマにしたら、健康、教育費、介護、リストラ…世の中のありとあらゆる不安が提示されそうだ。

10年後の私というテーマを与えられ途方に暮れる学生には(そっちの方が正常だが)、常々「○○になりたいとか考えず、今の自分の延長からこんな人間になりたいとか、ああいう人に近づきたいと考えた方がいいよ。具体的な計画なんて、絶対にその通りにならないわけだし」と語っている。

ふと思いついて2005年12月の自分のブログを見たら、「今年の十大ニュース」というエントリーがあり、3位に「びっくりするほどいい男に会った」と書いてあった。書いてあったというか私が書いたのだが、その男について全く覚えていない。数日間頭をひねって思い出せないまま2015年が暮れようとしている。
その「びっくりするほどいい男」には申し訳ないけど、そんなものなんだ。人間って。

そのまま毎年暮れのブログを開いていったら、2006年の大みそかは「種を蒔く年」というタイトルだった。
その年の8月に新しい部署に異動して気合十分で、人にも恵まれた年だったので、そのタイトルをつけた自分の心情は非常に理解できる。

しかしその後、花は咲いたのだろうか。「種を蒔く年」としてるんだから、9年前の私は花を咲かせるつもりだったんだろう。





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